当サイトの管理人も介護の仕事を長く続けている人間です。そして介護の仕事を続ける中で様々な理由によって複数回の転職をしてきました。そうした経験から転職に対してはプラスの印象を持っていますが、転職を成功させキャリアを積み重ねて行く上で、いかに今の仕事を円満に退職することが重要であるのか深く実感しています。そのような思いからこのサイトを立ち上げました。ご意見ご要望などがありましたらこちらのメールフォームまでご連絡ください。
事前準備をちゃんとしよう
今の仕事を退職する前の次の職場探しと中途選考のポイントについても考えてみましょう。他の記事でもお伝えしたように、次の職場探しは今の仕事を退職する前に行った方が無難です。ただその場合使える時間などは必然的に制約が出てきてしまいますので、そのような事情を理解してくれる職場を探すと良いでしょう。また現在の仕事を続けているという点を活かし、今の仕事内容に沿って説得力のある自己PRを行いましょう。
これは実際に始めてみればすぐにわかるでしょうが、今の仕事を続けながらの転職活動は大変です。今後の進路の大まかな方向性をまず考える必要がありますし、どういった会社が求人を行っているのかも調べなければいけません。
また志望する企業が見つかった後には実際にその会社を受けることになるのですが、履歴書や職務経歴書の作成も一手間ですし面接日程の調整も難航するでしょう。多くの会社が面接日程は平日に組もうとしてきますが、あなたもまだ仕事があるので難しいと感じると思います。ただそのような時は素直に志望先の企業に対して自分の事情を伝えましょう。人材採用に力を入れているところであれば、そういった場合に融通を利かせてくれますし、働く人を大切にする良い職場の可能性が高いのです。
また、実際に説明会や採用面談などが始まって相手先企業の人と顔を合わせてコミュニケーションをするようになったら、その会社の採用活動へのスタンスも良く見るべきです。今の時代、本当に働く人を大切にしている会社であれば優秀な人材を採用する難しさを知っているので、選んでやろうというような高飛車な態度はとりません。あくまでもお互いにメリットのあるマッチングになるよう、丁寧に自社の事業内容や求める人材像について説明をしてくれます。
逆にそうした印象がなく、雑多な採用活動をしているようなところは避けた方が無難でしょう。
一般的に採用活動は履歴書や職務経歴書などによる書類審査、人事担当者による一次面接、現場担当者や部課長級などの管理職による二次面接、そして役員や社長による最終面接というふうに進みます。この一連の流れの中でのポイントは自分の強みや魅力、また転職したいと思った理由にはぶれなく一貫性を持って伝えられるようきちんと準備をしておくことです。そのためにもきちんと自分自身について自己分析を行いましょう。
また一貫性を持った自分を紹介するストーリーができたら、その内容を相手によって表現を変えて伝えられるようになることも大切です。なぜなら人事担当者と現場社員、それに経営者層では目線や重視しているポイントが異なるためです。あくまでも一貫性を重視した上で、視点を変えて表現出来るように準備しておきましょう。
引き継ぎの準備に関しては、独りよがりに進めてはいけません。上司にも誰にどの仕事を引き継がせようという構想があるかもしれませんので、まず自分なりに引き継ぐべき仕事をリストアップした上で上司に相談しましょう。また引き継ぎには意外と時間がかかりスケジュールに余裕が無くなる場合も考えられるので、退職日から逆算して計画的に行動するようにしてください。