知っておこう!退職意思を伝える書類のこと

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2020.1.16

退職時に提出する書類について

退職意思を伝えよう


退職願・退職届・辞表の違い

退職の意思が固まったら、そのことを会社に申し出る必要があります。その際、口頭で伝えることと併せてよく用いられるのが、退職願・退職届・辞表などです。しかし、これら3つの書類には違いがあるので、それを把握したうえで、状況に応じて必要な書類を用意しなければなりません。

【退職願】
退職願は、「退職したいです」という気持ちを会社に打診するための書類です。退職の意思表示は口頭で伝えるだけでも問題ないので、必ずしも提出する必要はありませんが、退職までの交渉時間をできるだけ短くしたい場合には、準備しておくといいでしょう。ただし、退職願を提出しただけでは退職をすることはできませんので、注意してください。

【退職届】
退職の意思が尊重され、辞めることが正式に決まった後に会社に提出する書類が退職届です。退職届の提出は必須ではないものの、確定したはずの退職話をうやむやにされる可能性がありそうなときには、事務手続きの記録として提出しておくことをおすすめします。なお、会社規定のフォーマットがあれば、それを使用しましょう。

【辞表】
辞表は、経営者や役員など、会社と雇用関係のない立場にある人が退職を届け出るときに用いる書類です。また、公務員が辞めることを届け出る場合も同様であり、退職届と同じ扱いになります。

各書類の書き方

便箋や用紙は白地のものを選びます。会社規定の書式がない場合は、退職の意志さえ伝われば、どんな書式でも問題ありません。しかし、円満に退職をするためには見逃せないポイントがあるので、ここで紹介しましょう!

1.タイトルに提出する書類名を記します
2.書き出しは、「私儀」もしくは「私事」からはじめます
3.書類には退職理由を書きますが、自己都合の場合は「一身上の都合」と書くのが一般的です
4.退職願には退職希望日を、退職届には確定した退職日を記入します
5.文末には、退職願には願い出る旨を書き、退職届には事実を報告する旨を書きましょう
6.届出年月日として、提出する日付を記入します
7.行の下方に、自分の所属部署の正式名称と名前を書き、末尾に捺印をします
8.宛名には、会社の最高執行責任者の役職と名前を書きます

ちなみに、退職願・退職届・辞表の書き方は、どれもあまり変わりません。ネット上にある書式サンプルを参考にしてみてもいいでしょう。

提出するときのマナー

白い無地の封筒の表に書類の名称を書き、その中に書類を入れて提出します。提出するときのタイミングは、退職希望日の1~2ヶ月前までが一般的ですが、在籍する会社の就業規則を優先し、それに沿って行ってください。また、社内の会議室や個室など、できるだけ人目に触れない場所で、直属の上司に相談したうえで手渡しするようにします。
ただし、体調不良や怪我などで出社できない場合には、郵送でもかまいません。その場合には、大き目の封筒を用意して、その中に書類と添え状を同封して送付します。手渡しも郵送も、受け取る側の心情に配慮して提出するのがポイントです。

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引き継ぎの準備に関しては、独りよがりに進めてはいけません。上司にも誰にどの仕事を引き継がせようという構想があるかもしれませんので、まず自分なりに引き継ぐべき仕事をリストアップした上で上司に相談しましょう。また引き継ぎには意外と時間がかかりスケジュールに余裕が無くなる場合も考えられるので、退職日から逆算して計画的に行動するようにしてください。