円満退職には貯蓄の減少回避も大事

円満退職万歳
当サイトについて

当サイトの管理人も介護の仕事を長く続けている人間です。そして介護の仕事を続ける中で様々な理由によって複数回の転職をしてきました。そうした経験から転職に対してはプラスの印象を持っていますが、転職を成功させキャリアを積み重ねて行く上で、いかに今の仕事を円満に退職することが重要であるのか深く実感しています。そのような思いからこのサイトを立ち上げました。ご意見ご要望などがありましたらこちらのメールフォームまでご連絡ください。

2016.3.15

貯蓄の減少を回避

先に転職先を見つけよう


そう簡単には辞められない

世の中の多くの人は今の仕事に不満があったとしてもなかなか仕事を辞められません。それは仕事を辞めることによって生活費のあてが無くなってしまうからです。もし実家がお金持ちで、例えば賃貸アパートなどの不動産資産を持っているのであればそれほど問題はないでしょう。しかしそうした恵まれた環境にある人はそれほど多くはないはずです。
大半の人は仕事を辞めた場合、次の仕事が見つからなければその間の生活費は貯蓄を切り崩して賄うしかありません。だからこそ仕事を辞める前にきちんと次の転職先を見つけておくことが大切なのです。

空白期間の生活費

今の仕事が嫌になって勢いで退職を決めてしまう人がいますが、そのような感情任せの行動は決してお勧めできません。その理由の一つが無職となってしまう期間にも生活費は発生するからです。もし一人暮らしをしている方であれば月に少なくとも十数万円は生活費としてお金が必要になるでしょう。
空白期間の生活費として、雇用保険に加入していたなら失業保険という制度もありますが、会社都合ではない自己都合による退職の場合は失業保険の給付までに3ヶ月ほどはかかります。また空白期間の間にはその間の国民年金や健康保険の支払いも発生します。会社に勤めていた間の社会保険は天引きされていたのであまり意識していなかったかもしれませんが、会社を辞めた後はそうはいきません。

貯蓄減少の恐怖

空白期間の日々の生活費は貯蓄を切り崩して何とかするしかありませんが、毎月十数万円ずつ貯蓄が減っていく恐怖は本当に大きなものです。多少お金が減ってもまた貯めれば大丈夫と甘く考えてしまう方もいるかもしれませんが、今の時代老後に本当に年金が貰えるのも定かではありません。貯蓄が老後の生活費の貴重な原資なのです。もし無事に次の転職先が見つかったとしても月に貯蓄できる金額はたかが知れています。使ってしまった分を取り戻すにはそれよりもずっと長い時間がかかるのです。
また空白期間の間に自分や家族に不慮の事故や急な病気という悲劇が起きる可能性だってあります。その場合、一気に蓄えは減っていくでしょう。

空白期間が長引く怖さ

それに特に意識して欲しいのは、次の転職先を決めずに仕事を辞めてしまった場合、いつ新しい仕事が見つかるのかはわからないのです。3ヶ月程度で見つかるだろうと考えていたのに、次の仕事が見つかるまで半年もかかってしまったということもあり得ます。転職活動そのものにも面接のための交通費や必要があれば資格を取得するための費用などがかかりますのでそうした出費についても意識して仕事を辞める前に次の転職先を確保した方が良いでしょう。
次の転職先を確保できた上であれば、仕事を辞めてから転職するまでに空白期間があったとしても、その間の生活費の目安が立つのでまだ安心できます。

これも読んでね!

引き継ぎの準備に関しては、独りよがりに進めてはいけません。上司にも誰にどの仕事を引き継がせようという構想があるかもしれませんので、まず自分なりに引き継ぐべき仕事をリストアップした上で上司に相談しましょう。また引き継ぎには意外と時間がかかりスケジュールに余裕が無くなる場合も考えられるので、退職日から逆算して計画的に行動するようにしてください。