当サイトの管理人も介護の仕事を長く続けている人間です。そして介護の仕事を続ける中で様々な理由によって複数回の転職をしてきました。そうした経験から転職に対してはプラスの印象を持っていますが、転職を成功させキャリアを積み重ねて行く上で、いかに今の仕事を円満に退職することが重要であるのか深く実感しています。そのような思いからこのサイトを立ち上げました。ご意見ご要望などがありましたらこちらのメールフォームまでご連絡ください。
退職スピーチテクニック
上司への報告や諸々の引き継ぎも無事済ませれば、いよいよ退職日を迎えます。次の勤務先も決まっている場合であれば、円満退社は既にかなったようなものと言えるでしょう。
そこでせっかくですので最後に退職の日のスピーチにも力を入れましょう。感動的なスピーチにしようと気構える必要はありませんが、これまで勤めてきた職場や共に働いた仲間に対する締めの挨拶になりますので、丁寧にやった方が自分自身にとっても良い区切りになります。
退職の際のスピーチで話す内容ですが、基本的には職場でのこれまでの取り組みの振り返りと職場の仲間への感謝、それに今後への抱負や仲間達の今後への応援メッセージなどです。こうしたことを文章にして喋るためにまずは職場でのこれまでの経験をもう一度振り返りましょう。退職や転職について考えた際に、既にある程度の振り返りはしているかもしれませんがここでもう一度振り返るのです。ただ振り返るだけではなく、その時どう感じたかやその経験がどう活きているのかについてもコメントしましょう。
退職スピーチの構成としてはまずは先ほどのこれまでの振り返りから始め、続いて退職の理由と今後への抱負を述べます。なお退職の理由に関しては職場に不満があったりなどポジティブなものではない場合もあるかもしれません。そのような時は正直に言うことは避けましょう。せっかくの旅立ちの日に関係を損なうようなことを言う必要はありません。あくまでのこれまでの経験をもとに新しい進路を歩みたくなったというような理由を伝えるべきです。
そうして自分自身についてのスピーチが終わったら、最後に同僚に対して感謝の気持ちや今後への応援の気持ちを言葉として締めましょう。またもし今回の退職が急なものであったなどの理由で、同僚に対して多少迷惑をかけている部分があったのであれば簡単にで構わないのでここでお詫びの言葉も伝えましょう。当たり前のことですのでそれほど強調して伝える必要は無いかもしれませんが、ここが退職挨拶のもっとも肝の部分となります。もし他の部分をうまく伝えられないとしても、この同僚への感謝の言葉の部分だけは丁寧に伝えましょう。
退職のスピーチで伝えるべき内容や準備については上で書いた通りになりますが、その話し方についても簡単に触れておきます。スピーチの話し方ですが無理にかしこまって話す必要はありません。ただ焦ったり緊張したりして聞こえづらいものになっても残念ですので、落ち着いてゆっくりと大きな声で、なるべく明るい印象が伝わるような話し方でスピーチをすると良いでしょう。
引き継ぎの準備に関しては、独りよがりに進めてはいけません。上司にも誰にどの仕事を引き継がせようという構想があるかもしれませんので、まず自分なりに引き継ぐべき仕事をリストアップした上で上司に相談しましょう。また引き継ぎには意外と時間がかかりスケジュールに余裕が無くなる場合も考えられるので、退職日から逆算して計画的に行動するようにしてください。